スポンサーリンク

ピアノを改造!?プリペアド・ピアノの魅力

プリペアド・ピアノ=ピアノを改造して、更にいろんな音を出す!!

もともと完成された楽器
「ピアノ」

そのピアノを改造するということはどういうこと???

大げさな表現でしたね。
改造といっても

分解して
組み直して
ってことではありません。w

ピアノの構造は
鍵盤を弾くと
内部にあるハンマーが
ピアノ弦を叩いて
音が出る。
という仕組み。

ピアノ弦は何本も張られていて
その数約230本!

そして弦の種類は約20種類!

そんなピアノは1709年にメカニズムが発明され、
現代まで改良に改良を重ねて、
多くの人々に愛される楽器になったのです。

が!

その完成されたピアノに
ちょっと細工をして、
聴いたことがないピアノの音を出したい!
って思った人がいました。

それが、

ジョン・ケージ(John Milton Cage Jr.)

無音の音楽『4分33秒』
で有名なアメリカの作曲家。
であり思想家、キノコ研究家。

キノコ研究家というところは置いておいてw

ジョン・ケージは実験音楽家でもあったので、
今までのピアノの音じゃない
ピアノを作ろうと考えました。

元々は舞踏家のダンス様に打楽器を使った曲を思案していたのですが、
大量の打楽器を置くことがスペース的に難しく
作曲に取り組んで行く間に楽器を考案しました。

それがプリペアド・ピアノ。

ピアノの内部に張り巡らされている
ピアノ弦に
消しゴムとか
ネジとか
ボルトとか
スプーンとかを
挟んだり乗せたりして
弾いてみると、、、

聴いたことが無いピアノが完成!

ちょっとよく分からないと思うので、
実際のプリペアド・ピアノを紹介。

スポンサーリンク

まずは創始者ジョン・ケージの曲
John Cage: Bacchanale (バッカスの祭)

演奏シーンの動画ではないのですが、
もう音だけで凄くかっこいい。

もう一曲ジョン・ケージの作品を
John Cage – Sonata V (from Sonatas and Interludes) – Inara Ferreira, prepared piano

そしてこんなプリペアド・ピアノ
Hauschka at NPR: Mount Hood

視覚的にも楽しめるし
魅力的ですね!

そして、日本のジャズプレイヤー
上原ひろみさんのこの演奏

とっても有名なカノンという曲。

その曲の冒頭でなにやらピアノに仕込んでいるのが見えますね。
そして、

おもむろに弾きだすと、、、

わお!

ってなりますね!

ピアノが本来持っている魅力と
プリペアド・ピアノの面白さが詰まって
さらに最高の演奏技術と絡まって、
素晴らし過ぎる演奏です!

 

プリペアド・ピアノは挟んだり
乗っけたりするモノを変えることで
色々な音が楽しめます。

是非オリジナルのプリペアドを探してみてはいかがでしょうか?
ただし、楽器を気をつけないように注意はして下さいね!