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世にも珍しい水の楽器。ハイドローロフォン

世界には色々な変った楽器がたくさんあって、
見たことも聴いたこともない音が溢れています。

世界中に住んでいる人々が
生活の中で、儀式の中で、お祭りのなかで使ったり、
今この瞬間に新しい楽器を作って奏でていたり、
まだ発見されていない楽器があるかもしれません。
どんな音がするのか、
どんな風に音を出すのか。

そんななか、今回は「水」を使った
変った楽器達を少し紹介します♪

・ハイドローロフォン

水の水圧で音が出る仕組みになっている、オルガンに近い楽器。
楽器中に水が常に循環していて、管に開いた穴を指で塞ぐと水圧が変化して、音程が変る仕組み。
「水力の」という意味をもつ「hydraulic」と
「音」という意味の「phone」
その2つが組み合わり

【ハイドローロフォン hydraulophone】
となった訳ですね♪

是非夏にはもってこいの楽器。
大きいモノが多いので、
個人で買うことは難しいかもしれませんが、
海辺のイベントや、
夏フェスで是非導入して欲しいです♪

ただ、演奏する時には是非濡れても平気な服装でw

Hydraulophone: Greensleeves/ What Child is This/ Beggar’s Opera (Tyburn Tree)

Hydraulophone at Stanford University at sunset

・Sea Organ

クロアチアにある海の波を使用した楽器。
楽器というよりも建造物に近いかもしれません。

海の波によって生み出された水流が、
大理石で作られた階段の下に設置した管の中を通ることで
空気が押しだされて音が出る仕組みの、創作楽器。
いつも一定でない海の波と風が創りだす
ハーモニーがなんとも言えない心地良さ。

是非一度訪れてみたいところ♪

ちなみに、2006年にこの海のオルガンは、
都市公共空間におけるヨーロッパ大賞に選出されています

Zadar Sea Organ

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・グラスハープ

そして最後にこの楽器。
グラスハープ。

指先水で濡らしてグラスの縁をこすり、摩擦によって共鳴する音で音楽を演奏します。

まぁ、元々は何も変哲もない、普通のコップ。
その中に水を入れて、ふちを擦るのだけど、
中に入れる水の量や、グラスの大きさ、厚みで音程を調節して、
演奏出来る様にした楽器。

多分今回紹介した楽器の中で一番てっとり早い楽器ですね♪
ただ、極めると本当に美しい音楽に早変わり。
素晴らしい。。。

Sugar Plum Fairy by Tchaikovsky – GlassDuo LIVE (glass harp

ちなみにこのグラスハープ、
演奏の際に乾燥による蒸発で水を入れたり調節しなければならないので、
とても面倒くさい楽器。
ということで、

水を入れなくても
音程がついてるグラスも発明されたとのことw

なので、とりあえず指先だけ濡らしておけば良いとの
なんとも扱いやすい楽器となったわけです♪

そして、一人で何音も扱えるように
アルモニカ
という楽器も後に発明されています。
それがこちら

ただ、このグラスハープ。
本当に美しい音なのですが、
たくさんの倍音を含んでいて、
超音波という耳に聞こえないくらい高い音が多く
耳障り、不快と感じる人も少なからずいますので、
演奏する場所には気をつけた方が良いかもしれません。

ということで、今回はこの辺で。