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ブルガリアンボイスの神秘的な発声。

神秘的な歌声。ブルガリアンボイス。

まずはこちらをお聞き下さい。

日本のロックバンドBRAHMAN(ブラフマン)の演奏前のSEでとても有名になったこの曲。
これが、ブルガリアンヴォイスです。

「Misterious ブルガリア 神秘の歌声 はじめての民族音楽 Vol.5」より
「Molih ta, majcho i molih」。

「お母さん、お願い 」
という邦題がついています。

1968年に現地での録音。

西洋音楽との違い

西洋音楽(ポップスやジャズなども含めて)での発声方法は

頭の上から出すイメージで、、、
音の響きを意識して、、
喉の奥を開いて、
力を抜いて、
といった発声方法だと思います。

そして和声という音楽のルールによって
綺麗な音の並び(和音)を作って
構築されています。

しかしブルガリアンヴォイスは、それとは逆で
喉から絞り出すように、
地声のように倍音を多く含んだ声で、
不協和音を多用
主旋律や副旋律などのパートが
それぞれ独立した旋律を歌い、絡み合っていく。

そうした様々な旋律の絡みが、
ポリフォニックな響きとなっていく。

それが、ブルガリアンヴォイス。

特に女性合唱が特徴的。

・男性合唱もありますが、そちらはクラシックに近く、女性合唱の様な特徴は少ない
・男女混声のものありますが、どちらは協会音楽に近い

ビブラートのように伸びた音に表情をつける歌い方ではなく、
日本の演歌のような「こぶし」をつかって歌われています。
沖縄民謡などもそうですね。

「ブルガリアンポリフォニー」という呼びかたもあり、
「ブルガリアンヴォイス」という呼び名は
伝統民謡の特徴を生かしながら、
西洋音楽の手法も取り入れられた
ある意味完成されたものでもあるそう。
ただ、こんにちではどちらの呼び方でも差し支えなさそうです。

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とりあえず聴いてみると分かる素晴らしさ

まぁ、そういう難しい事抜きにして、
一回聴いただけで、圧倒されます。

一気に鷲掴みにされるような、
直接脳内をえぐってくるような、

声と声がぶつかって
小さなうねりが
大きな波のように押し寄せてくる
そんな感覚。

下の映像も是非見てみてください♪

少し前の作品ですが、
様々な世界の民族音楽をパフォーマンスする芸能山城組が
このブルガリアンヴォイスを用いています。

ちなみにこの芸能山城組はアニメ映画「AKIRA」の作品でも使われています。
コチラもおすすめです!!

 

是非聴いて見てください♪

では。