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ジョンケージの音楽が溢れる日常。

無音の空白時間の音を聴く。

ジョン・ミルトン・ケージ・ジュニア(John Milton Cage Jr.)
アメリカ合衆国出身の作曲家であり、詩人。

著作権問題で有名になった「4分33秒」の作曲家で、
テレビ番組などでも取り上げられることが多い曲なので、
みなさん知っているかもしれませんね。

この曲は
音楽の概念が
もうよくわからなくなっちゃう
曲。

、、、曲なのかな。
まぁ曲ってことにしましょう。

曲の長さ、演奏の形態は
全て演者任せ。

3楽章からなっていて、

演奏する立ち位置について、
譜面を開いて、
休んで、
一定時間が来たら
1楽章が終わり、
2楽章が終わり、
3楽章が終って、
立ち上がって、
お辞儀をして、

終わり。

「弾かんのかーい!」
っと
突っ込みたくなる曲。
全て休み。

その間にお客さんたちは
空白の時間を過ごして、
「その時に聞こえる音を感じる」
という作品。

初演された1952年に
1楽章:33秒
2楽章:2分40秒
3楽章:1分20秒
の合計4分33秒だったことが
曲名の通称になっている。

なので、
そのときの環境や、時間、場所によって変化しまくる曲。

まぁ、曲の紹介はここら辺で、

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季節の音なんかも、
そういうことだなぁと思ったのです。

厳密に言うと、
作品を演奏(4分33秒の場合は音を奏でませんが、、、)
する人と環境があってこその曲なので、
解釈が違うっちゃ違うのカモですが、、、

意識をちょっと外に向けてみると

雪解け水の流れる音。
風鈴の音。
風に揺られる稲穂。
つもった雪の上に深々とつもる雪。

はたまた、

音で溢れている都会。
家族がいる家の中。
仕事の合間のオープンカフェ。

色々な季節の「音」が聞こえてくる。
色々な空間の「音」が聞こえてくる。

何気ない日常の中で、
ジョンケージの「4分33秒」は
知らず知らずのうちに人々の
耳に響いているのかもしれません。

ーーーおまけーーー
John Cage – 4′ 33” Death Metal Cover by Dead Territory

デスメタルバージョン
デスメタル・バンドのDead Territory(デッド・テリトリー)による
「4分33秒」

ジャルジャルコント『変な奴』

これもジョンケージだと思う。