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ジャズとシロフォンと音楽と。

シロフォンで演奏するジャズ!

ジャズで木琴、鉄琴というとだいたいはビブラフォンという楽器が多く演奏されています。
ので、す、が、

今回は別の楽器「シロフォン」!
とジャズのお話!

その前に、、、

ビブラフォン:鉄で出来た板がピアノの音階になっていて、
共鳴パイプの上に弁があり、くるくる回ることによって、
ビブラートを使用した演奏が出来る。
ジャズ用の楽器として発明された楽器。

有名なジャズビブラフォン奏者としては
・ミルト・ジャクソン
・ライオネル・ハンプトン
・ゲイリー・バートン
・ビリー・ウッテン
などでしょか。

ビブラフォンの魅力は
キラキラ輝くサウンド、透明感があり、奥行きのある
独特な音世界が作れること。
また、モーターがついていて、共鳴パイプの上をクルクル回っています。
そのモーターの早さを変えることでビブラートの早さも調整が可能なので、
曲に併せて表情を変えることも出来るのです。

そんなビブラフォンの演奏はこちら

・The Wooden Glass featuring Billy Wooten – In The Rain (Live)

・Milt Jackson Quintet – Opus de Funk

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さて、本題です。

シロフォンのお話。

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シロフォンとは木琴の一種で、打楽器。
日本でシロフォンと言った場合は一般にコンサート用シロフォンのことを指していう。
ピアノの鍵盤と同じ順番に木の板が並んでいて、体鳴楽器に分類される。
同じ木琴であるマリンバよりも、高く硬い音がする。
(wikipediaより)
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マリンバという楽器と同じような構造ですが、
マリンバは柔らかく、あったかい音色なのに対して、

シロフォンは固く、愉しい音がします。
そして、オーケストラなどで演奏しても良く聞こえるように
高い音程で調律されてます。

19世紀にヨーロッパで初めて登場して
サン=サーンス作曲の「死の舞踏」で演奏されたのが
初めて木琴を「楽器」として用いた、ともいわれているそう。

それがこの曲です。

サン=サーンス: 交響詩「死の舞踏」

ちなみに、この曲のなかで使われているフレーズを
そっくりそのまま使った別の曲がこちらw

サン・サーンス:「動物の謝肉祭」より「化石」

「骨の当たる」「骸骨」の音を表現しています。

はなしが脱線しましたが、
そんなシロフォン。
なかなかジャズの世界では見聞きすることは少ないのです。

が!!

ビブラフォンにはない
シロフォンの持つ愉しさ、爽快さで
魅了する奏者がいたのです!

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彼の名前は 「Teddy Brown」

アメリカのエンターテイナーで
もともとはニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団
でクラシックの分野で演奏していたのですが、
1920年代からポピュラー音楽に活躍の場を移し、
スパイク・ジョーンズなど後に大活躍するミュージシャン達にも
大きな影響を与えていたそうです。

そして、180kgの大きな大きな体では
通常のシロフォンでは小さすぎたため、
5オクターブの別注モデルを使っていたそうです。w

演奏する楽器はシロフォンだけでなくって、
サックス、ドラム、口笛も!

そんなTeddy Brownの演奏は、
愉快爽快な音のエンターテイメント!
アニメの世界のような
シロフォンジャズ!

是非見てみて下さい!

“The Dance of the Raindrops” The famous Teddy Brown 1930

Teddy Brown Issue Title – Black And Blue (1939)

Teddy Brown (1936)